【第140号(2018年2月10日発行) 6面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第140号(2018年2月10日発行)記事 6面

【ピンクリボン】患者も、支える人も「正しい情報」を


ブックレットを手にする木原さん(右)と古賀さん

がん関連動画など掲載 啓発にも利用して
キャンサーネットジャパンに聞く

 インターネット上にあふれる、がんの情報。知りたい情報を見極め、たどり着くのが困難になっている。そんな中、科学的根拠に基づく正確な情報を数多く発信し続けている団体がある。認定NPO法人「キャンサーネットジャパン(CNJ)」(東京都文京区)だ。同法人の活動について、事務局長の木原康太さん(31)とプロジェクトマネージャーの古賀真美さん(57)に話を聞いた。

―がんと診断された場合、ネットで情報を検索する人が増えています。CNJのサイトではどういった情報を入手できますか
 古賀さん がんに関するさまざまな情報をご覧頂けます。プロジェクトの一つ「キャンサーチャンネル」(注1)では、各種がんの動画を無料で視聴できます。公開講座の講演などが収録されており、スライドもあるので、実際に講義を受けているように感じられると思います。書籍と違い、動画は新しいものを次々とアップできるので、最新の医療情報を発信するのにも適しています。

―動画は何本くらいありますか。また、そのサイト内の情報は「正しい情報」とのことですが
 木原さん 2009年から計1627本が蓄積されています。患者やその家族だけでなく、医療関係者の視聴も増え、再生回数は計330万件を超えました。ウェブサイトの情報の正確さについては、信頼できる医療・健康情報の倫理基準である「HONcode」(注2)を取得しています。正確な情報の入手は、最適な治療法の選択に欠かせません。
 古賀さん 正確な情報は、患者を支える人たちにも発信したいです。なぜなら、患者の方々は身近な人の影響を受けやすいからです。例えば、家族からの勧めでエビデンス(良いと判断できる証拠)もないサプリメントに頼り、治療の妨げになるといったケース。こうしたことは正しい知識があれば防げるはずです。がん患者の就労についても職場の理解が必要なように、正しい知識の習得は社会全体に求められていると思います。

―他の取り組みについてもお聞かせください。昨年6月、三重県がん相談支援センター(津市桜橋)がCNJに賛同する団体として登録されました。それはどういったものですか
 古賀さん 複数の団体が連携し、一つのメディアとして情報発信することを目指しています。登録にあたっては審査をしますので、審査基準を満たした団体がCNJのサイトに集まっているという形です。同センターの活動やイベントもCNJのサイトで確認できるようになっています。

―最後に、これからサイトを利用する読者に向けてメッセージをお願いします
 古賀さん サイトの情報は啓発などにもぜひ利用してください(注3)。キャンサーチャンネルではブックレットもダウンロードできます。各がん冊子の2ページ目には、主治医への質問事項を掲載していますので、参考にしてください。
 木原さん 動画には治療法の他、「元気に見えるメイク」など、生活に関するものもあります。今後も情報をより分かりやすく伝え、がんになっても自分らしく生きられる社会の実現を目指していきたいです。

注1:http://www.cancerchannel.jp/
注2:国連公認の非営利・非政府組織HON(Health On the Net foundation)による評価方法
注3:団体などが啓発に利用する場合は事務局(電話03・5840・6072)に事前連絡が必要

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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は、各施設・店舗にお問い合わせください。

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