昨年3月に閉店した料亭「浜松茂」(四日市市高砂町)で知られる第十世伊藤伝七氏の別邸が、伝統継承を担う人材育成や異世代交流の拠点「伝七邸」として再活用されている。3月25日(日)にはここを会場にセミナー「三重の経済動向~次の三重県を考える」が開かれる。
 伝七邸は、明治・大正時代に紡績業で財を成した伊藤伝七氏の旧家で、「玄関棟」と「さつき棟」は国の有形文化財に登録されている。現在は、昨年7月に文化財の保護・活用に賛同する市内の企業経営者らで設立した団体「100年伝統継承倶楽部」(九鬼紋七代表幹事)が運営。同12月からは完全予約制で「料亭神楽」の営業も始めている。
 セミナーを主催する同団体は、次世代教育にも力を入れており、同10月から専門家を招いて「ESD(持続可能な開発のための教育)スクール」を月1、2回開催している。
 セミナーは午後2時から同4時まで。中学生以上を対象に、百五総合研究所の荒木康之代表取締役社長が、伊勢志摩サミットが県内の経済や産業に与えた影響について講演する。講演後は各世代が混じっての意見交換を予定。担当者は「歴史的な場所で、若い人と大人が一緒に未来を語る機会にしたい」と話している。
 受講無料、定員50人。受講希望者は、氏名、年齢、学校名・会社名、電話番号、メールアドレスを明記し、同団体へ電子メール(support@100year-club.jp)または電話(059・327・7660)で申し込む。
 問い合わせは同団体 059・327・7660へ。