一般家庭で青パパイヤを料理し、販売や消費の拡大につなげていこうと、四日市市の川島地区で青パパイヤの栽培をする農家の寺田俊治さん(65)と、四日市農芸高校が共同でレシピを開発した。行政関係者らを招いたレシピのお披露目と試食会が3月19日、四日市市河原田町の同校第2調理室であった。【レシピを開発した四日市農芸高の生徒ら=四日市市河原田町で】

 昨年9月から同校の食物経営コースと製菓衛生コースが、開発に取り組んできたという。同日に発表されたレシピは、食物経営は料理を筑前煮や生春巻きなど、製菓衛生が蒸しパンやクッキーなどで、行政関係者や寺田さんの前で披露した。
  
 会には10人の生徒が出席。「食感を楽しんでいただけるようにした」「苦味が出ないようにした」「蒸す時間を調整するのに工夫した」などそれぞれのレシピを担当した生徒が、こだわりや開発で苦労した点を一品ずつ丁寧に説明した。試食した関係者らは「食感と味を同時に楽しめる」「栄養が高い上に様々なレシピがあるのが感心した」などと感想を話していた。
 
栄養価の高いパパイヤに興味 本格的に栽培へ

 寺田さんは四日市市農業センターで栽培されていた1本のパパイヤの木に興味を持った。何となくだったが、インターネットで調べていくうちに、栄養価が非常に高いことなどを知った。「これは地元で栽培したい」という思いが強くなり、同センターへ相談。2016年に、まずは30本を栽培した。実だけでなく、葉も栄養価が高いことから茶に加工するなどした。風と水が重要な栽培において、乾燥や台風に悩まされながらも、昨年は数を増やし、120本のパパイヤの木を栽培。今月初旬には、農林水産大臣が認定する6次産業化総合化事業計画の認定証の交付を受けた。

 1本の木との出会いから広がった青パパイヤへの思い。寺田さんは「皆さんで一緒に四日市で青パパイヤを盛り上げていければ」と笑顔で話していた。