いなべ市藤原町の薬師山紫光窯で、毎年5月下旬に催される「炎のイベント」は、今年は開窯20周年記念の「紫光祭」として、26日(土)午後6時から薪能、窯出しの6月2日(土)午後6時からはギター演奏会が開かれる。【今年は舞台の鏡板の前に、両開きにスライドする陶壁「双龍」が設置された=提供写真】

 能は人間国宝の喜多流能楽師長田驍師がシテで「羽衣」を舞う。楽日のライブは国内外に知られるクラシックギタリスト荘村清志さんの独奏。主宰者で2代目紫光の弟の林克次さん(74)が、知人の陶芸家を介して荘村さんと知り合い、今回2度目の友情出演となった。

 今年は、舞台の鏡板の前に、両開きにスライドする陶壁「双龍」が設置された。伝統工芸士で「彫彩」技法を完成させた初代紫光の林治郎さん(1913 ~1993)が78歳の時に制作した作品を補修、復元した。能楽などの際は「松」、音楽会などでは「双龍」が後景となる新工夫。昨年は、木造舞台をあまり例のない「石舞台」に変え、鏡板の「松」の陶壁を新調し、屋根を設けた。

 両行事とも入場無料だが、ギター演奏会は薪能入場時に予約が必要。問い合わせは紫光窯TEL0594-46-3734へ。