世界に誇る芸術・浮世絵の人気絵師10人の作品を展示する「浮世絵十人絵師展」が、6月3日(日)まで四日市市立博物館(同市安島)で開かれている。開館25周年記念特別展として、江戸中期の錦絵の誕生から幕末の隆盛期に活躍した東洲斎写楽、葛飾北斎らの作品と館蔵品の計176点が並ぶ。

 遠近法が採り入れられていった経過や技術の向上などを間近で見ることができる他、版画ではない一点物の肉筆画もあり、館蔵の「蜃気楼図」(歌川広重)は同博物館でしか見られない貴重な作品だ。

 四日市を舞台に描かれた「東海道五拾三次之内 四日市三重川」を鑑賞していた同市塩浜の渡辺靖弘さん(53)は「作品一つひとつに個性が見られ、精密に描かれていることに感動した」と話した。入館料は一般800円、高校・大学生は600円、中学生以下無料。月曜休館。開館時間は午前9時半から午後5時。

 問い合わせは同博物館TEL059-355-2700へ。