「ガーデニング好きだった母の、自慢の庭を再生したい」。四日市市楠町南五味塚出身で、現在は名古屋市内に暮らす猿子真理子さん(52)は、思い出の詰まった実家の庭を手入れしてガーデンカフェやマルシェを開くなど、家族や近所の人たちと楽しいひとときを過ごしている。【庭で記念撮影する猿子さん(前列右端)、文朗さん(同右から2人目)ら=四日市市楠町南五味塚で】

  7年前に母・加藤紀美子さんが亡くなり、一人暮らしとなった父・文朗さんのため、週1回は実家へ帰るようになった。紀美子さんは自宅で子どもの書道教室などを開いていて、いつも楽しい声が聞こえる場所だった。しかし、高齢の文朗さんにとって庭の手入れは難しく、荒れていったという。

 猿子さんが翌年の春から草刈りを始めると、桜や植木鉢が顔を出した。本格的に庭を再生しようと決め、伸びてしまった大木を何本も切り倒し、パーゴラや建物の屋根まで茂ったつる性の草を引きはがし、石を取り除くなど、ガーデニングとは程遠い作業を続けた。妹も庭づくりに参加するようになり、声を掛けてくれる近所の人たちと一緒にお茶を飲むようにもなった。「奇麗になった庭で皆が集まっておしゃべりを楽しめたら」と、昨年3月から毎週水曜にカフェを開くようになった。

   また、近所の幼なじみから提案されたマルシェは、経験者に話を聞くなどして準備を進め、昨年9月、自身の名字「ましこ」にちなんで「マッシーズガーデンマルシェ」を初めて開催、手作り雑貨やスイーツの店が並んだ。庭の桜を囲んだ今年3月の2回目のマルシェでは、人付き合いが好きな文朗さんも、訪れた人たちとおしゃべりを楽しみ、夫や子どもたちも手伝いに駆け付けて和やかな雰囲気に包まれた。

 次回のマルシェは5月27日(日)午前10時から午後3時まで開催予定。猿子さんは「バラが見頃を迎え、着物で楽しむ茶会も開くので、ぜひ遊びに来て」と話している。出店者情報や会場住所などはフェイスブックで発信している。

   問い合わせは猿子さんTEL090-4797-4574まで。