災害時の応急対策などに使う土嚢袋にメッセージや絵を描いて励ます、という被災地支援の方法がある。茨城県那珂市の佐々木典明さん(58)が代表を務める「被災地へ土のう袋を送るプロジェクト」に三重からも協力しようと、四日市市小杉町の団体職員、古澤茂さん(49)が参加を呼び掛けている。【メッセージ入り袋を見せる古澤さん(右端)ら(一部写真を加工しています)】

 佐々木さんは2011年の東日本大震災以降、「がれきや土を入れる土嚢袋に絵や応援する言葉が描かれていたら、被災した人たちの励みになるのでは」と取り組んでいる。地震や水害などが起こった地域の社会福祉協議会と連絡を取り、これまでにメッセージ入り袋を3万枚以上送った。6月18日に発生した大阪北部地震でも高槻市と茨木市へ計1800枚を届けた。

 今年3月、仕事で茨城県を訪れた古澤さんは、佐々木さんが営む蕎麦店を偶然訪れ、活動のことを知った。「すぐにできるボランティア。活動を広げる手伝いをしたい」と協力を申し出た。

 6月2日に四日市市内であった女性起業家らが主催するイベントで、地元企業から寄付された土嚢袋200枚を活用して啓発活動をした。多くの親子連れが足を止め、油性マジックで「がんばって」「あきらめないで」「元気出して」などの言葉や絵を描いた。完成した119枚は佐々木さんへ送られた。

 古澤さんは「東日本大震災後に生まれた子たちもたくさん描いてくれた。応援メッセージを描くことで防災意識が高まれば」と期待する。今後は小中学生に向けた防災教育の中での展開を考えているという。

 問い合わせは古澤さんTEL090・5600・7715まで。同プロジェクトについては佐々木さんTEL029・298・6618へ。