大学の工学修士課程を修了後、1部上場企業で橋の設計業務などを担当。激務のさなか、眠れないほどの股関節の痛みに悩み苦しんでいた時、両親の勧めで接骨院に通い始めた。

 27歳で退職後、柔道整復師の専門学校へ通いつつ夜は塾講師として小中学生を指導。その後、群馬県の接骨院に11年勤務し、縁あって親戚のいるこの地で「B‐tec整体接骨院」(四日市市富田浜元町)を開業することになった。

 橋梁設計で培った構造力学の知識も活用し、手技だけでなくプロスポーツ選手が利用している機材も 使う。一人ひとりとじっくり向き合い、「なぜそうなったか」を丁寧に解説。塾講師や家庭教師での指導経験が生きている。

 杖をついていた患者が「もう頼らなくても歩けるよ」と笑顔を見せるのが心底うれしい。日常生活での姿勢やふとした動作に工夫を促し、再発しないためのアドバイスに努める。「何度も通わなくていいような、いい意味で患者さんをためない接骨院にしていければ」。

 プライベートでは8歳の男の子、3歳の女の子の父親。先日もプールに出掛けるなど、家族との時間も大切にする。「子どもと仲良くなるのも得意ですよ」と笑顔で語る。子連れでの来院も「歓迎です」。