外見からは分からない病気や、障がいで援助や配慮を必要としていることを周囲の人に知らせる「ヘルプマーク」が、昨年度から四日市市でも導入されている。その普及を目指し、「ヘルプマーク普及啓発自販機」がこのほど、四日市メリノール学院(同市平尾町)に県内で初めて設置された。【ヘルプマーク普及啓発自販機の前に立つ小崎さんとインターアクト部の部員=四日市市平尾町で】

 東海地方では、四日市市在住の小崎麻莉絵さん(34)さんが普及活動を進めている。骨髄異形成症候群のため長時間立つことが困難な小崎さんは、通勤電車で優先席に座る際、病名と「席をお譲りすることができません」という一文を表示したストラップ型のヘルプマークをかばんに付けている。

 たくさんの人にヘルプマークを知ってもらうため、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社と、小崎さんが代表を務める特定非営利活動法人「いのち繋ぐプロジェクト」が共同で、ヘルプマークを紹介する文言やマークを記した自販機の導入を開始。小崎さんが経営する名古屋市の会社に設置されている。

賛同企業募る

 三重県内への設置を考えるなか、小崎さんの母校である同学院が趣旨に賛同し、7月に設置が実現した。小崎さんの活動に協力している同学院インターアクト部の林七海さん(高校3年)は「一人でも多くの人に知ってもらい、ヘルプマークを付けている人が過ごしやすい社会になってほしい」と語った。

 今後も自販機の設置を進めていく予定で、賛同する企業などを募っていくという。小崎さんは「これから育って社会に出る若い人たちが困っている人を助けてくれたらうれしい」と語った。

 問い合わせは同法人TEL052・212・9784まで。