描き続けて40年、志摩の風景に魅せられて―。四日市市笹川在住で県立桑名高校教諭の丸山靖弘さん(62)による水彩画の個展「志摩の海と船」が、8月16日(木)から25日(土)まで菰野町で開かれる。【展示予定の作品を紹介する丸山さん=四日市市笹川で】

 太平洋に面した変化に富む風景を求め、さまざまな画家らが訪れることから、「絵かきの町」とも呼ばれる志摩市大王町は、丸山さんにとって縁の深い場所。四日市高校在学中に美術部の合宿で初めて訪れ、美術教員を目指していた大阪芸術大学時代も毎年のようにスケッチに出掛けた。25年前には、志摩高校に4年間赴任した。

 「リアス式海岸の海まで山が迫る起伏に富んだ地形に、人々の生活が密着している独特の風景が魅力」と語る丸山さん。「自信を持って生徒を指導するにも、自分の絵を研究していく上での『道場』」と表現する。

 2007年から10年間は、飯野高校などで管理職を務めたため、創作活動は一時中断。2年前に定年を迎えたが、再雇用で美術を教えることになり、創作を再開した。絶えず絵に携われる環境に、「今までにない充実感。60を過ぎて、自分のやりたかったことにたどり着けた」と喜びを感じている。

 今回の個展には、大王町や志摩町などの海辺の風景を描いた約20点を展示予定。現在も月に数回は志摩を訪れているといい、丸山さんは「水面に映る船の表情や四季折々の海の色の違いを見てほしい」と話している。

 会場は菰野町大羽根園松ヶ枝町のパラミタミュージアム1階小ギャラリー。時間は午前9時半から午後5時半(入館は同5時)まで。小ギャラリーは入場無料。会期中無休。
 問い合わせは同ミュージアムTEL059・391・1088へ。