「控え壁がない」「基礎がない」「鉄筋が入っていない」などのブロック塀は、建築基準法に適合してない危険な状態だ。四日市市では、学校の塀だけではなく、同様のブロック塀の所有者・管理者に安全点検の実施を呼び掛けている。

 国土交通省によると、点検の際、外観でチェックできるのは主に次の5項目。①塀は高すぎないか
②塀の厚さは十分か③控え壁はあるか(塀の高さが1・2メートル超の場合)④基礎があるか⑤塀は健全かなどで、他に、専門家に相談すべき内容として「塀に鉄筋は入っているか」などもある。

 点検で危険性が認められた場合、所有者や管理者が注意表示をしたり補修・撤去したりするよう呼び掛けるという。 四日市市では、ブロック塀に関する自己診断の方法や結果などについて、相談窓口を開設している。点検ポイントは市のホームページ(http://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1529632361776/index.html)で確認できる。問い合わせは市建築指導課TEL059・354・8207へ。

66施設82か所を調査

 市では6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震による塀の倒壊被害を受け、6月21日から7月9日の間に、所有する公共施設のコンクリートブロック塀を調査。対象となる66施設82か所のうち、対応が必要なものは29施設37か所あったという。

 構造基準に適合していない、劣化や損傷が見られるものについては表示やコーンなどを設置し、注意を促している。市の発表によると、対応が必要とされる施設の内訳は、小中学校12施設15か所、公園は3施設3か所で、その他は14施設19か所あった。安全性が確認できなかった場合は、撤去やフェンスへの改修を進めている。