300年の歴史を誇り、毎年5万人が訪れる「秋の四日市祭」が、今年も10月6(土)、7日(日)に四日市市諏訪栄町の諏訪神社とその周辺で開かれる。「ネリ」と呼ばれる氏子町などの出し物が奉納され、太鼓や合気道演舞なども華を添える。【昨年の様子(提供写真)】

 祭りが始まった時期や由来は正確には分かっていないが、江戸時代初期には諏訪神社の例祭として行われていたと考えられている。祭典と、大山車や氏子市町の黎(ねり)の奉納が行われ、近隣から多くの見物客が訪れていた。

 戦時下の空襲で大山車などが焼失し、祭りは衰退したが、忘れられかけた伝統の祭礼を復活させようと、1997年に「秋の四日市祭」として復活。昔ながらの風情を取り戻した。現在は夏に開かれる市民イベント「大四日市まつり」にも「岩戸山」「菅公」などいくつかのネリが出演している。

 今年は、6日午前11時から「子供諏訪太鼓」が披露され、町練りも行われる。午後4時からは宵祭りとして、四日市一番街商店街と公園通りで「大入道」の首やぞうりなどのパーツ、「甕(ルビ・かめ)破り」の人形などが間近で見られるブース展示があり、スタンプラリーも実施。7日は午後0時半ごろから同神社への練り込み、午後3時から公園通りで全てのネリがそろう「ネリ揃え」が行われる。

 実行委員の長谷川進さんは「300年の歴史がある祭り。四日市の伝統文化を見に来てほしい」と話した。

 問い合わせは四日市一番街商店街振興組合TEL059・354・5272へ。