地域の人たちの手作りで誕生した、四日市市富田地区のマスコットキャラクター「くうちゃん」の着ぐるみに、このほど2代目が誕生し、地区のイベントなどで愛敬を振りまいている。

 7年前、県立北星高校の教員が、生徒が描いた鯨のイラストを役立ててほしいと、同地区社会福祉協議会に持ち込んだことがきっかけで誕生。毎年春の桜まつりには同高の軽音楽部が演奏に出向くなど、地域との交流が生まれた。

 初代の着ぐるみはプラスチックなどでできた骨組みで、総重量は13キロを超えていたが、使い込んで老朽化が進んだため、同地区まちづくり協議会のホームページ委員会が昨年11月から2代目を作り始めた。中に入る同委員会の中瀬裕美さんの頭や肩幅などを採寸し、発泡スチロールだけで本体を作った。表面を覆っていた布を和紙にし、初代の半分ほどの6.4キロと軽量化に成功、3月に完成した。

 中瀬さんによると、今までは頭や肩にずっしりと重みがかかり、筋肉痛と打撲のような痛みが残ったそうだが、今は「軽い筋肉痛で済む」とのこと。夏には滝のような汗をかいていたが、2代目は冷却ベルトも装着することができ、動きやすくなったという。

 地区や学校の運動会などで子どもたちが寄ってくるが、2代目に変わったことにはあまり気づかれていないそう。同委員会の小林啓太郎さんは「富田で生まれ育った手作りのくうちゃんを温かく見守って」と語った。

 同地区市民センターでは2代目の誕生を記念し「くうちゃんストラップ」を500円で販売している。

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