平成から新たな元号へと変わる今年5月の改元を控え、三重県警では、改元を名目に法改正をうたった書類を送り付け、キャッシュカードをだまし取ろうとする詐欺に注意するよう呼び掛けている。

 県警によると、他県で発生した事例では、差出人が「一般社団法人全国銀行協会」となった封書が届き、書面は「2019年5月1日からの改元による銀行法改正」と「不正操作防止用キャッシュカードへの変更」をうたう内容。口座番号や暗証番号、個人情報を記入させる用紙には届出印の欄もあり、カードを同封し返送するよう求めている。

 また書面には「3日ほどで新しいキャッシュカードが届く」「通知が来たら2日以内に近くのポストへ投函」と、考えたり周りの人に聞いたりする時間を与えないような記述もあったという。

 県警では、被害に遭わないために注意することとして、次の点に注意するよう喚起している。①元号の改元に関する誘引や電話があれば詐欺を疑う②キャッシュカードや通帳は絶対に送らない、暗証番号は教えない③一人で考えず、誰かに相談する 改元に便乗した詐欺外の新たな手口で発生する可能性も想定される。県警では「『キャッシュカードを送ってください』は典型的な詐欺の手口。暗証番号を聞かれても絶対に教えてはいけない。身に覚えのない郵便や電話があれば家族や警察に相談して」と呼び掛けている。

【写真は県外で送られた文面(三重県警ホームページより)】