監督として、選手としてベストを―。2月17日(日)の「美し国三重市町対抗駅伝」で四日市市チームの選手兼監督を務める同市別名の坂本温さん(41)は、大勢のジュニア選手を育ててきたコーチでもある。今年は教え子からのたすきを受け、チームで総合優勝を目指そうと意気込んでいる。

 四日市大学時代に全日本大学駅伝に出場し、卒業後は3年間、実業団の八千代工業に所属した。2年前、美し国駅伝の四日市市チームの監督となり優勝。昨年は連覇がかかっていたが、本番4か月前に5区(4・6キロ)の選手が出場できなくなり、代わりに坂本さんが同区間を走ることになった。そのプレッシャーからか、思ったような走りができず、区間5位と苦しみ、チームも準優勝に終わった。この1年間、その悔しさは忘れたことが無かったという。

 今年は監督兼選手として再挑戦するため、1年かけて準備してきた。残業でどれだけ帰りが遅くなっても練習を欠かさず、トラックレースやロードレースに積極的に出場。コーチを務めるクラブチーム「四日市ウエルネスクラブ」で中学生らと一緒に走り込んできた。

 今年は同クラブの教え子や卒団生が同駅伝に多く出場し、坂本さんとともに走る。監督と選手の兼任を疑問視する声もあるというが、「真剣に走る姿を見せるのが最大の刺激」と迷いは無く、「今年は一人ひとりの能力が高く、優勝を狙えるチーム。見る人に感動を与える走りをするので、四日市チームを応援してほしい」と抱負を語った。

 同駅伝には県内の各市町が男女年代別にチームを組んで出場。17日午前8時45分に津市の県庁前をスタートし、伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢までの10区間計42・195キロで競う。