新四日市ジャンクション‐亀山西ジャンクション間の開通で、観光客の増加が期待される菰野町の湯の山温泉では昨年、旅館やホテルなどに勤める20代を中心に女性グループ「湯の山温泉結びの会いずみ」が結成された。「若手だからこそ感じる湯の山の魅力」について、訪れる人たちをもてなそうと知恵を絞っている。【そろいの法被を着て笑顔でPR するメンバーら=菰野町の「希望荘」で】

 2006年に旅館の女将らで結成された「湯の山温泉女将の会きらら」の〝妹分〟という位置付けで、温泉内の各施設に勤務する若手従業員の交流の機会を設けたところ、「新しいことに協力して取り組み、湯の山温泉のPRにつなげよう」という思いが強くなり、結成に至ったという。

 グループ名にある「結びの会」は、同温泉に伝わる折鶴伝説の縁結びが由来だそうで、温泉で働く人同士の連携を深めてもてなそうという思いが込められた。「いずみ(泉)」は湯の山温泉を表すとともに、「イメージが湧き出る」ことから、「皆でアイデアを出し合い、実現し、広めていく」という活動イメージとつなげた。

 昨年6月26日(ろてんぶろ)の午前11時26分(いいふろ)に結成のお披露目をし、「湯の山温泉開湯1300年」をPRした。7月には御在所ロープウェイのリニューアルセレモニーにそろいの法被を来て参加し、観光客の注目を集めた。

 他にも、SNSによる情報発信やパンフレットの作成も計画しており、施設の垣根を越えて相互に職場を訪問し、勉強会なども実施しているという。

 現在は7施設から主要メンバー10人ほどが参加しているが、イベント時には20人以上集まることも。湯の山で働く若手女性であれば誰でも、いつからでも参加できるようにしているそうだ。今後は参加施設、人数ともに増やしていこうと力を入れている。

 同会発起人の池田奈桜さん(22)は「活動を通して、普段の業務とは違う経験ができ、同世代が意見を出し合って、つながりを作っていくことができれば。いろんなPRをしていきたいですね」と笑顔で話していた。