これがいちご100%「本気のかき氷」だ! 四日市の愛成ベリー 地元愛が生んだカフェ

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【いちご100%の「いちごおり」】

 生まれ育った四日市市内部地区の貝家町でいちご農園とカフェを営む「愛成ベリー&カフェ」の寺田成吾さん(46)は、この春からカフェを併設し、「いちご屋さんが本気で作った、いちご100%の「いちごおり」を販売している。地元産の食材を使ったドリンクも販売し、いちご狩りシーズン以外も楽しめる場所に生まれ変わった。

 2008年にいちご農園を開業し、「省農薬」「有機肥料」を主体に、有機質たっぷりの土で、安全、安心、新鮮で美味しいいちごを栽培し、「みえの安心食材」に認定されている。いちご狩りを楽しみにする人が多く訪れ、今では県外から訪れる人が半分になったという。

【カフェの前に立つ寺田さん】

 創業当時から県外の人から、四日市はぜんそくのイメージでネガティブな印象を持たれていると感じた。実際には自然豊かな場所で、悔しさを感じ、そのイメージを覆したいと思った。いちごを使った焼き肉のたれやいちごの飲む酢などを商品化し、ラベルには「三重県四日市市」と目立つところに表示。アキヒメ、紅ほっぺを原料に、天然の酢酸菌と自然の力に任せた発酵・熟成により、まろやかで旨味の乗ったいちご酢は人気商品で、オンラインショップは9割が県外の人からの注文になった。

本気のかきごおり話題

 創業前から「いつかはカフェをオープンさせたい」と思い、ログハウス内でいちごミルクなどのドリンクの販売を始めた。水沢のかぶせ茶と大内山牛乳を使ったかぶせ茶ラテや、朝日町のカフェと開発した「AISEIブレンド」コーヒーを使ったカフェラテも好評だ。

【いちごおり】

 この夏登場したのは、氷を使わずいちごをスライスして凍らせたかき氷。凍らせたいちごを薄くスライスするとフワフワとした食感になる。ホイップクリームの上にスライスイチゴと練乳を交互に乗せる。「いちご屋さんが作った本気のいちごおり」だ。

 また、カフェ唯一のフードはフランクフルトで、一流レストランが使うものを取り寄せ、こだわりのスパイスを添えて提供している。寺田さんは「美味しいものしか提供しないと決めている。全て自信作です」と話した。

【カフェ唯一のフードはフランクフルト】

 カフェの営業は土日と月曜と木曜の午前11時から午後5時。インスタグラム(https://www.instagram.com/aiseiberry/)で情報発信している。