クラウドファンディングで「未来宿泊券」贈る 伊賀・津の温泉施設

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 「終息したら『未来宿泊券』で温泉へどうぞ」。伊賀地域と津市内にある11の温泉施設が加盟する「中伊勢温泉郷観光推進協議会」では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い休業や短縮営業が続く各施設を支えるため、2年間有効の「未来宿泊ギフト券」を付けたクラウドファンディングを実施している。【協議会に加盟する温泉施設の経営者ら(提供写真)】

 同協議会によると、緊急事態宣言に基づく県からの営業自粛要請は5月6日に解除されたが、加盟施設では月末まで休業しているところも多いという。終息後の集客見込みの不透明さを解消し、休業中の固定費の捻出や雇用の確保などの課題を少しでも軽減することで、観光客のみならず地域の憩いの場でもある温泉施設の営業を継続していこうと企画した。

 11施設のうち、ギフト券のリターンを実施するのは8施設で、価格は1万円から1万8000円(いずれも1泊2食付)。購入は2人分から。伊賀地域は「隠れの湯 対泉閣」(名張市赤目町長坂)、「湯元赤目 山水園」(同赤目町柏原)、「霧生温泉メナード青山リゾート」(伊賀市霧生)の3施設。

 同協議会の会長を務める磨洞温泉涼風荘(津市半田)の伊藤真司社長は「さまざまな楽しみを自粛されている皆さんに、先の楽しみを持って頂ける機会にしたい。資金面で、中伊勢の温泉を支えて頂けたら」、山水園の小川貴司社長は「日帰り入浴だけ再開するなど営業方法の変更も考えるが、難しい状況。この情勢が落ち着いたら地元の温泉へ足を運んでほしい」と思いを話した。

 目標金額は1000万円で、締め切りは7月14日。支援者へは8月に未来宿泊ギフト券が届けられる予定。リターンの詳細や支援は「絶対諦めない!三重県中伊勢温泉郷の未来宿泊ギフトチャレンジ」のウェブサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/251433)から。

 問い合わせは同協議会事務局(059・227・3621)まで。