名張市の自衛官ら県内3人陽性 新型コロナ

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 三重県は10月4日、航空自衛隊笠取山分屯基地(津市榊原町)に勤務する名張市の50代の男性自衛官、菰野町の20代の男性会社員、伊勢市の20代の女性自衛官の計3人が、新型コロナウイルス陽性と判明したと発表した。伊賀地域で感染者が確認されたのは8月21日以来44日ぶり、名張市では同19日以来46日ぶりで、県内の感染者は延べ530人となった。

 県の発表によると、名張市の男性自衛官は、9月28日に全身倦怠感、10月1日に37度台の発熱や下痢などがあり、翌2日に医療機関を受診した際には肺炎の所見がみられた。3日に検査で陽性が判明し、現在もせきの症状があるという。9月19、20日に滋賀や京都など近隣府県を旅行し、28日から10月1日まで出勤していた。現在判明している濃厚接触者は職場の同僚5人。

 菰野町の男性会社員は、9月19、20日に愛知県内の実家を訪れた際に親族と接触があり、その親族が陽性と判明したため、濃厚接触者として検査を受けていた。10月1日以降、37度台の発熱や味覚・嗅覚障害などの症状があり、現在も発熱や嗅覚障害の症状があるという。濃厚接触者はいない。

 伊勢市の女性自衛官は、陸上自衛隊明野駐屯地(同市小俣町)の所属。既に陽性が判明している20代の女性自衛官と9月29日夜から翌30日朝にかけて同室になり、同日と10月1日は勤務。2日に濃厚接触者として検査を受けた。現在は発熱や頭痛などの症状があるという。濃厚接触者は職場の同僚8人。

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