県内の感染者1000人超す 東員の病院クラスター再拡大

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 三重県は12月10日、県内で24人の新型コロナウイルス陽性が判明したと発表した。東員町の東員病院でのクラスター(感染者集団)では新たに入院患者11人と職員1人の計12人、伊賀市の岡波総合病院でのクラスターでは病棟勤務の職員1人が陽性となった。県内の同日の感染者は四日市市発表分(1人)を含め25人、延べ1011人となった。

 県などによると、東員病院では60代から90代の入院患者11人と、60代の看護助手の男性1人が陽性に。入院患者のうち7人は、11月に検査で陰性が確認されていたが、経過観察の中で発熱などの症状が現れてきたという。看護助手の男性は同居家族1人が濃厚接触者、別居親族2人が接触者と確認されている。同病院での陽性者は入院患者33人、職員9人の計42人となった。

 津市では、7日に50代の女性教員と男子生徒2人の陽性が確認されていた東橋内中学校(同市中河原)で新たに男子生徒2人の陽性が判明。感染者が5人となったため、県内19例目のクラスターに認定された。検査対象者53人のうち38人は既に陰性が確認されている。同市では他に、未就学の女児1人と、濃厚接触者として検査を受けていた40代男性(会社員)、20代男性(会社員)の陽性が確認された。

 伊賀市では4人の陽性を確認。岡波総合病院では、陽性となった患者5人が入院していた病棟に勤務する名張市在住の50代女性職員が陽性と判明。他に、50代女性(パート従業員)と、7日に陽性が判明した女性と同じ介護施設を利用していた90代女性に加え、11月19日に陽性となり同27日に退院していた70代女性(無職)が再度陽性となった。

 鈴鹿市では陽性者の濃厚接触者だった20代男性(会社員)、松阪市では市内の医療機関に勤務する20代の女性看護師、桑名市では、1日に陽性が確認されていた、いなべ市の10代女子学生と同じ専門学校に通う10代男子学生が陽性となった。

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