志摩市のカラオケ喫茶でクラスター 県内29人を確認 新型コロナ

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 三重県は2月2日、10歳未満から80代の男女29人(四日市市発表分1人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。30日に利用客の陽性が確認されていた志摩市のカラオケ喫茶では、新たにスタッフ2人と利用客6人の陽性が判明し、県は県内38事例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。県内の感染者は延べ2232人となった。

 発表によると、志摩市では30代から80代の男女16人が感染。このうち60代から80代の男女8人が県内38事例目のクラスター関係者で、店舗を利用した70代男性の接触者調査で陽性が確認された。感染した8人のうち、4人は無症状で入院調整中。他4人は軽症から中等症で県内の医療機関に入院している。

 クラスター以外で陽性が確認された8人のうち6人は、すでに判明している感染者の濃厚接触者と接触者。40代男性と70代女性は、同クラスターが発生した店舗を利用した70代男性の同居家族で、別居家族の30代男女2人の感染も確認された。50代看護師女性は、クラスター関係者の80代男性の同居家族で、29日まで出勤。現時点で職場関係者の濃厚接触者4人と接触者59人が特定されている。

 同日は他に、津市で3人、伊勢市と玉城町、四日市市、鈴鹿市で2人、桑名市と亀山市で1人ずつの感染が確認された。このうち6人は、クラスターが発生した武内病院(津市)と鈴鹿中央総合病院(鈴鹿市)で勤務する看護師と入院患者。

 県では、感染者が増加している北中勢と伊賀地域で入院病床を16床増やし、確保病床を373床にしたと発表した。

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