四日市市で38人感染 今年最多 新型コロナ

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 四日市市は1月14日、市内で10歳未満から60代の男女38人(うち県外在住2人)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日当たりの感染者数は、今年に入り最も多かった12日の32人を上回った。市内の感染者数は延べ3923人。

 市保健所によると、年代別内訳は、10歳未満5人、10代9人、20代14人、30代5人、40代2人、50代1人、60代2人で、20代以下が73%を占めた。全員が軽症から中等症だが、38人のうち27人は感染経路がわかっておらず、同保健所の担当者は「ここ数日は特に、市内・県内でしか行動していない、という人の感染が目立つ」と話している。

 市内の福祉施設に勤務する20代女性は、8日に感染が確認された同僚の20代女性の濃厚接触者として検査を受け、陽性が判明。この施設では入所・通所者と職員計80人ほどが接触者調査の対象となっていた。

 市内の1月8日から14日までの1週間の感染者は計132人で、前週(同1日から7日=9人)と比較し約15倍に。人口10万人当たりの感染者数は42・58人で、国の指標ではステージⅣ(感染爆発)に相当する段階に入っている。