バラ園が見ごろ、英国風庭彩る、6月2日からはベゴニアガーデンの入場は無料、なばなの里

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【見ごろを迎え、さまざまな色や形を見せるバラの花=桑名市長島町駒江】

 三重県桑名市長島町の「なばなの里」で、バラ園が見ごろになった。せせらぎやアーチなどを配したイングリッシュガーデンふうの庭(約7600㎡)は今年で20年目。ハイブリッド・ティーローズなど現代の品種を中心に、つる性の花など約900種5000本が園内を彩る。6月中旬まで「バラまつり」を開催中で、6月2日からはバラ園がある「ベゴニアガーデン」の入場が無料になることも発表された。

 バラ園では、世界の王室ゆかりの名を持つ花や、和の名前を持つ花など、さまざまな色や形を楽しめる。「トロピカル・シャーベット」は深みのある黄金色の花弁の端をオレンジ、レッド、ピンクと色を変化させながら咲くという。日没後はバラ園はライトアップされる。

庭を彩るバラの花の赤が鮮やか

 ベゴニアガーデンの入場無料は一時的なものではなく、今後、継続して無料にする措置だという。これまで、一般の入場者は「なばなの里入村券」を購入し、その中にある金券(大人だと1000円分)を使って入場できた。ただ、金券は園内での飲食などにも使えるため、その場合は、入場のために追加料金を支払う必要があった。

約5000鉢のベゴニアが咲く館内

 ベゴニアガーデンは、約9000㎡の大温室で、約5000鉢の球根ベゴニアをはじめ約1万2000株の花が1年中咲き誇る。中庭がバラ園になっているほか、最後の部屋の楕円形の池に天井から落ちた花が浮かぶ様子も美しく、訪れる外国人にも人気の施設になっている。運営している長島観光開発では、ベゴニアガーデンをあきらめることなく、楽しんでほしいとしている。

最後の部屋の池に浮かぶ花の姿も美しい

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