12月4日、今シーズン一番の冷え込みとなった三重県菰野町。色鮮やかな紅葉と真っ白な雪が共演し、幻想的な風景が広がった。全日本写真連盟三重県本部「春陽クラブ支部」のメンバーたちは、秋と冬が混在する一瞬の風景を愛用のカメラで切り取った。
雪に包まれたフウの木
三重県民の森(菰野町千草)に立つフウの木は、町の紅葉の名所として知られる。支部長の吉良新一さん=同町在住=によると、3日夜から降っていた雨が、4日午前7時ごろには雪に変わった。吉良さんは、雪が舞うフウの木を撮影した。
赤いクリスマスツリー

四日市市の中川昭さんは、好天だった2日にフウの木を撮影。真っ赤に染まる高さ20メートルを超の木は、冬の訪れを告げる「赤いクリスマスツリー」として多くの人に親しまれている。青空が広がる日は、赤と青のコントラストも楽しめる。フウの木の紅葉は、クリスマスごろまで。
頭上に紅葉広がる尾高観音の参道

中川さんはこの日、尾高観音(杉谷)の参道と鮮やかな紅葉も撮影した。電灯に光条が出るテクニックを駆使した。
イチョウ並木がつくる黄色の世界

4日には、菰野大橋(潤田)の川岸で御在所岳をバックにイチョウ並木を撮影。木々も地面も黄色に染まった。
雄大な御在所岳と色づく菰野富士

同じ日、菰野町の辻隆司さんは、新名神高速道路菰野インターチェンジの近くで、雄大な御在所岳をバックに色づいた菰野富士を撮影した。山の間に白い雲がかかり、印象的な写真になった。県民の森では、木々に積もった雪と紅葉を合わせて撮影した。









