四日市高校が21世紀枠東海推薦校に 59年ぶり甲子園へ期待高まる

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3列に並びガッツポーズをとる四日市高校硬式野球部の部員
【ガッツポーズで気合いを入れる部員】

 三重県立四日市高校(四日市市富田)の硬式野球部が、2026年の第98回選抜高校野球大会「21世紀枠」東海地区推薦校に選ばれた。来年1月30日には、全国9地区から2校が出場校に決まる。四日市高校の甲子園出場が実現すれば、59年ぶりとなる。

ボールを投げる部員

秋季県大会で強豪破りベスト4

 同高硬式野球部部長の川喜多真也教諭によると、高野連から選ばれた連絡はあったが、選考理由は知らされていないという。三重県の推薦理由には、秋季県大会で強豪のいなべ総合や宇治山田商を破りベスト4入りした実績に加え、学業との文武両道が挙げられた。同校は文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」指定校で、毎年部員が野球に関する研究テーマに取り組むなど、独自の活動も評価された。

日本一の文武両道目指す

 「日本一の文武両道」を掲げ、放課後の練習は2時間程度で朝練もなく、テスト期間も練習を休止。限られた時間を工夫して練習している。甲子園には春1回、夏2回の出場。1955年夏には全国優勝している。

地元の期待

 センバツは秋の東海大会で準優勝した三重高校の出場も有力視されている。四日市高校が21世紀枠で出場できるのか、北勢地域の人の期待も大きい。

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