ウォーキングにも活用を、四日市市の公式ARアプリに新機能「文化財デジタルマップ」

【文化財デジタルマップの説明をする森智広市長=四日市市役所】

 三重県四日市市の公式ARアプリ「ARLook(あるっく)」に、史跡、神社や寺、祭り行事などを紹介する「文化財デジタルマップ」の機能が追加された。1月14日から利用できるようになっている。この機能を利用する「四郷ふるさとの道ウォーキング」も2月に開催される。

拡張現実で過去の建物の写真も

 同日の森智広市長の定例記者会見で紹介された。ARは「拡張現実」のことで、現実の風景などに画像や動画、3Dモデルなどのデジタル情報を重ねて表示する技術。ゲームやショッピング、教育、観光などの分野で利用されている。

 「文化財デジタルマップ」では、地図画面からアイコンを選ぶと貴重な昔の写真や文化財の情報を見ることができ、現在の地図と過去の地図を比べながら歩くこともできるという。

 マップに収められた対象区域は四郷地区と富田富洲原地区で、それぞれにポイントでの紹介があるほか、歴史的な背景や文化財としての知識を学ことができるクイズも用意されている。訪ねた先の現地で利用できる機能として、AR画面の表示や、3D地形モデルの表示、昔の建物があった場所を確認できるようにもなっている。

現在の風景にかつての建物の姿を重ねてみることもできる(四日市市提供)

四郷地区のウォーキングで試してみよう

 これらの機能を使いながら楽しめる市の「四郷ふるさとの道ウォーキング」が2月14日に開催される計画で、1月30日まで参加申し込みを受け付けている。健脚コース(約5キロ)とのんびりコース(約3キロ)で幾つかのコースが用意され、「懐石 白梅」の昼食を希望することもできるという。「四日市の文化財」のホームページにある応募フォームからも申し込める(問い合わせは四日市市シティプロモーション部文化課へ)。

 「ARLook」は「ARを見る」という機能の意味と、アプリを用いてまちを歩く利活用のねらいを込めた名称で、もともとは、津波や洪水などのリスクや避難所の位置をスマートフォンやタブレット端末で確認できるアプリとして2022年に導入された。その後、2025年に「四日市を歩こうMAP」が追加され、今回、文化財デジタルマップが追加された。いざという場合の防災と、ふだんの健康づくりや地域めぐりの両面で使えるようになっている。

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