アンティーク着物のバレンタイン、近鉄百貨店四日市で展示やランチビュッフェ&トークショー

【展示の着物選びなど準備に忙しい井澤伸子さん(左)=四日市市ときわ1丁目】

 大正から昭和初期の華やかな着物を集めた「恋するアンティーク♥色褪せないキモノ お着物美術館」が2月14日、三重県四日市市の近鉄百貨店四日市店11階近鉄アートホールで開かれる。市内でまちかど博物館「昭和着物館」を運営する井澤伸子さんが所蔵する着物が展示の中心で、井澤さんはランチビュッフェ&トークショー「着物でスイートバレンタイン」の話者も務める。

大正ロマンの時代の華やかな着物を展示

 出品されるのは、昭和着物館にある1000点余の着物や帯から選んでおり、200点を超える見込み。多くは井澤さんの母が着ていたものだという。

 昭和着物館は、井澤さんの父母が住んだ家を利用して開いており、井澤さんの着付け教室でもある。生徒さんや着物館を訪ねる人たちは、実際に着て楽しみ、記念写真を撮ったりしているという。

 「大正ロマン」などと呼ばれた当時、洋風文化が日本に押し寄せ、自由で開放的なひとときだったといわれる。着物の世界も、バラなどの洋風な花を大きく柄にあしらったり、大きな縞模様がアート作品のように走ったりと、大胆な遊び心が感じられたという。

大胆な柄などが華やかなアンティーク着物(提供写真)
アンティーク着物で写真撮影をする楽しみ方も(提供写真)

「着物をもっと気軽に楽しんでほしい」

 井澤さんは、「大正ロマン的な柄は何度か復活するのですが、当時のものは、モダンで、派手なんですけど品があって、特別です。せっかくの機会なので、多くの方に見ていただきたいと思いました」と話している。

 当日は、10体のマネキンにアンティーク着物を着せるほか、井澤さんの生徒さんら13人も実際に着て来場者を迎える。希望があれば、来場者が会場で着てみることもできるという。

 トークショーは薬膳を含むランチビュッフェ付きで、バレンタインデーを意識したチョコレートを使ったスイーツなどもふんだんに楽しんでもらう。井澤さんは「着物は敷居が高く、難しく感じると言われますが、昔は日常着。もっと気軽に着ましょう、楽しみましょうという話をしたい。着てこその着物ですから」と話している。

アンティーク着物の魅力を伝える井澤伸子さん

まちかど博物館は予約で見学可能

 井澤さんは四日市市川原町で生まれ、83歳。現在は桑名市在住。結婚後は夫の転勤で県外などを移り住み、その間、熊本から着付けを習い始め、三重県に戻っての松阪まで約13年かけて資格を取り、師範にまでなった。転勤時代に父母が移り住んだ四日市市ときわ1丁目の家を2009年からまちかど博物館として開いている。予約が必要だが、希望者は見学できる。

ランチビュッフェ&トークショーはチケット販売中

 2月14日の展示は午前10時30分から午後5時まで。入場料550円(予約など不要)。ランチビュッフェ&トークショーは正午から午後1時30分までで、こちらはチケット(6050円)の事前販売(2月12日まで)が始まっている。

イベントのチラシ(提供写真)

 チケットについては、以下の近鉄百貨店四日市店のサイトで案内されている。催しの主催は株式会社うつべ農園(問い合わせは059・340・3970)。当日は2階プラグスマーケットと連動し、県内のアンティーク着物店も出品、販売もあり、これらを含めると500点ほどの品ぞろえになるという。

https://shop.d-kintetsu.co.jp/shop/g/gC260115800002

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