三重県四日市市のユマニテク調理製菓専門学校で1月30日、卒業が近い2年生が学びの成果を発揮する集大成のランチ提供とバレンタインスイーツの販売があった。学生がつくる西洋料理のコースも、スイーツも、これまでで最高難度の課題が込められたそうだが、大勢の一般客に喜ばれ、頑張りが実ったようだった。
本格的な4品をコースで提供
学校のレストラン「伊勢志摩地中海クッキングラボ」でのメニューは4品で、「オマール海老、帆立とほっき貝、種々な野菜をプレッセにして塩麹バーニャフレッダとラビゴットマヨネーズと共に」「海藻を纏った金目鯛のヴァプール 柚子胡椒風味のあさりクリームに山葵リゾット」「三重牛バラ肉の赤ワインとポルト酒煮込み 柑橘風味」「フランボワーズ風味のチョコレートフォンダン モンブランクリームとグラスピスターシュ」。


この日、3回に分けて計約70人の客が訪れ、厨房では手際のよさが求められる一方、基本をおさえていないと難しい調理の内容になっていた。学生たちはだれも真剣な表情だ。

メインの肉料理を担当した稲垣太陽さん(19)は「つけあわせも含め、それぞれが最適な温度で届けられるように気を配った」そうで、テーブル客から「とってもおいしかった」という声に緊張がほぐれたよう。卒業後は名古屋のガーデンレストラン徳川園で働くことが決まっており、「総料理長をまかせてもらえるような仕事をめざしたい」と話した。
総合調理学科の2年生28人は1月21日に日本料理、23日に中国料理のそれぞれコースランチを提供しており、西洋料理が締めくくりの提供になった。

高い技術のバレンタインスイーツ
別棟の「パティスリーラボ・ウフ」の店舗では、1月29日と30日指定のバレンタインスイーツ販売があり、ホールケーキ、ショートケーキのセット、チョコレートや焼き菓子などが提供され、予約客が受け取りに来た。製菓製パン総合学科34人が協力してつくった。
ピスタチオやカスタードクリームを使った「フレジェピスタチオ」などを担当した小林華さん(20)は、大きく焼いたケーキをきれいに切り分けるなど、「これまでで最高に難しかった」と売りかえった。卒業後は鈴鹿市の人気店「トレイズ」で働くことが決まっており、「私がつくったお菓子が笑顔や幸せを届けられるようになりたい」などと話していた。

卒業制作の展示ではイベントなども開催
それそれ集大成の提供を終えた学生たちだが、2月21日には卒業制作を展示する「調理製菓祭」が待っている。当日は、製菓製パン総合学科による親子パティシエ体験があり、「いちごのデコレーションケーキ」でパティシエの基本技術「ナッぺ(塗る)」と「ポッシュ(絞る)」が体験できる。1組2500円で参加予約を受け付ける。総合調理学科は当日に、基本的に予約制による「ミニ中華あったかセット(味噌ラーメンと肉まん、杏仁豆腐)」を500円で提供する。どちらも2月3日から学校のホームページから来店予約フォームに入って予約できる。









