約200本のしだれ梅で知られる鈴鹿の森庭園(三重県鈴鹿市山本町)で、満開を過ぎた花が散り始め、園内では淡いピンク色の花びらが地面を彩っている。2月10日、散りゆく梅の姿を楽しもうと、多くの来園者が訪れた。
同園は、四日市市街地から車で約30分、東名阪自動車道・鈴鹿インターチェンジから5分ほどの場所にある。8日にテレビ朝日の情報番組で、散り始めの時期には花びらが地面に広がる“花のじゅうたん”が見られると紹介されたこともあり、この日も県外からの来園者の姿が目立った。

平日開園1時間後の駐車場は
開園から約1時間後の午前10時ごろ、約200台分の駐車場は3分の1ほどが埋まり、愛知、奈良、大阪など県外ナンバーの車が半数以上を占めた。近くには臨時駐車場も設けられていた。観光バスも到着していたが、園内は写真撮影ができないほどの混雑ではなかった。
「天の龍」「地の龍」樹齢100年の名木と剪定の技

入場してすぐ目に入るのが、高さ約7メートル、推定樹齢100年以上の呉服しだれ「天の龍」と「地の龍」。梅は剪定によって風通しを良くすることで、花つきが向上するという。同園のネイチャーナビゲーターの代々和生さんは「数年剪定を怠ると、元の姿に戻すのに10年ほどかかる」と話し、匠の技で受け継がれてきた樹形の維持の難しさを説明する。満開を過ぎて花の量はやや少なくなったものの、多くの来園者が足を止め、写真に収めていた。

写真映えスポット多数 ローアングル撮影のコツ
園内では、散った花びらが地面を覆う場所で、スマートフォンを逆さにして低い位置から撮影する人の姿も多く見られた。

一眼レフカメラで撮影していた鈴鹿市の70代男性は「シャッタースピードを遅くして舞う花びらを撮りたいが、今日は風が強くて難しい」と話した。
車いすでも歩きやすい?園内のバリアフリー状況
玉城町から訪れた12人のグループの中には車いすの利用者もいた。付き添いの男性は「砂利道なので最初は力がいるが、動き出せばスムーズに進める」と話していた。

大阪から来た女性3人組は「初めて来たが、きれいなだけでなく、梅の強さやしなやかさも感じた。日本人の気質に似ている気がする」と笑顔を見せた。

ライトアップの時間と入場料 最新情報は公式SNSで確認
鈴鹿の森庭園は、しだれ梅の研究栽培農園のため、一般公開は3月下旬までの予定。入場料は開花状況によって変動し、10日は1500円だった。期間中は午後6時ごろからはライトアップも行われ、ライトアップ期間中は午後8時半閉園。ライトアップ期間が終わると、閉園は午後4時になる。開花状況や入場料など最新情報は公式インスタグラム(https://www.instagram.com/suzuka_no_mori/#)のストーリーズで確認できる。









