三重県四日市市出身の獣医秋山真之介さん(33)が、JICA海外協力隊員としてトンガ王国へ近く出発する。4月3日、森智広市長を表敬訪問して、今後2年間にわたる活動への思いや覚悟を語った。
秋山さんは同協力隊の2025年度第3次隊として、5月13日から活動する。「医療資源は限られていると聞いていますが、その状況下でも、出来る限りのことをしてきたいと思います」と決意を語った。訪問にはJICA中部センター理事長特別補佐の井倉義伸さん、JICA三重デスク国際協力推進員の堤真人さんも同行した。
トンガ王国は約170の島からなる南太平洋の国で、人口は約10万人。秋山さんは首都ヌクアロファがあるトンガタプ島の中部のトコモロロの畜産局畜産センターに配属される。国の唯一の動物病院でもあるそうだが、現在、常駐している獣医はおらず、秋山さんが豚や鶏といった家畜の相談を一手に引き受けることになりそうだという。
秋山さんは大学卒業後、北海道の家畜診療所、名古屋、三重の動物病院で働いたが、トンガ王国で獣医の求めがあるとのJICAの募集要項を見て、「これだ」と感じたという。トンガは給水施設整備などで日本との関係は深く、そろばんも全土で学ばれているという。ラグビーの人気が高いことも有名だ。
日本の病院などと異なり、トンガでは薬や医療器具が豊富とはいえないそうだ。森市長が「不安はないですか」と尋ねると、秋山さんが「何とかなるでしょう」と答えるひと幕もあり、おおらかに乗り越えそうな、たくましさも見せていた。










