〈PR〉今月のテーマ 伝染性紅斑(リンゴ病)にご用心【ひだまりコラム】

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 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、小児を中心にみられる流行性の疾患です。両頬に赤い発しん(紅斑)が出ることから「リンゴ病」と呼ばれることもあります。三重県では2025年4月以降患者数が急増し、6月中旬現在例年の3倍から10倍以上と過去最大規模まで増加しています。
 感染後約10〜20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ(この時期が最も他人への感染力が強い時期です)、その後、両頬に赤い発しんが現れ、1週間程度で消失します。
 大人が感染した場合、発熱などのかぜ症状に引き続いて関節の痛み、手足のむくみがみられ、頬の赤い発しんが出現することは少ないです。
 過去に感染したことのない女性が妊娠中に伝染性紅斑になった場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や流産のリスクとなる可能性があるため、妊娠している方は特に感染しないようご留意ください。

ひだまり内科クリニック
四日市市上海老町1633-140
TEL.059-325-2277

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