三重県四日市市の中心市街地商店街で2月22日、「お諏訪さん市」があり、近鉄四日市駅前の一番街商店街内に開設されたばかりの集客施設「ヨッカド」で、パリ五輪金メダリストのレスリング選手藤波朱理さんのトークショーとサイン会が開かれた。好きな本の紹介を競うビブリオバトル、すぐ近くではキッズダンスもあり、にぎやかな一日になった。
藤波さんは午後、会場を埋める地元のファンを前に、パリの試合の裏で家族に支えられた思い出を紹介したほか、今年秋のアジア競技大会や2028年ロス五輪へ向けた決意などを語った。
53キロ級から57キロ級に階級を変更した決断は、身長とのバランスなどを考えた結果だが、「女子選手で階級を上げて大きく成功した人はいないとも聞いていて、挑戦したいと思った」と、心境を語った。
五輪の金メダリストになったことで、ひととき、試合に敗れ、連勝記録(現在は150勝)が止まることへの怖さも感じたという。だが、やがて、「そうした自分の弱さも素直に受け入れ、行けるところまで行ってやろう」と考えられるようになったと話した。
会場からは「好きなタイプの男性は?」という質問も飛び出し、藤波さんは「やさしい人。私はわがままなので、すべてを受け入れてくれる人かな」などと話していた。地元の応援は大きな支えになっているといい、「マットに上がるのは1人ですが、みなさんと闘っていると感じているので、これからも応援お願いします」と結んだ。

同じ「ヨッカド」会場では、午前中は「知的書評合戦 四日市ビブリオバトル」が開かれ、4人のバトラー(参加者)が、なぜこの本が好きなのか、どんなところがおすすめか、など本への愛を熱く語った。
この日紹介されたのは「5分後に意外な結末」「やわらかい頭の作り方」「掟上今日子の備忘録」「現代こよみ読み解き辞典」で、5分間の持ち時間で紹介を競ったあと、会場の観客が投票して、最も読みたくなった本(チャンプ本)を決めた。1位は「現代こよみ読み解き辞典」を紹介した四日市市在住の加藤勝由さん(48)。今回は辞典を取り上げたが、ふだんから、幅広い分野の読書を夫妻で楽しんでいるという。

商店街の通りでは、バザーやキッチンカーが並び、仮設のストリートステージではキッズダンスも華やかで、たくさんの人が見守った。諏訪神社から東へ伸びる諏訪新道でもステージや店が並んだ。










