四日市市消防本部は、同市での外国人のけが人や病気による救急需要が高まっていくことに対し、現場における対応を円滑にするため外国語翻訳アプリ「救急ボイストラ」を導入した。研修会が3月23日、四日市市消防本部2階の防災センターであり、アプリを使った救急活動のデモンストレーションや感染症患者移送の使用される移送機器「アイソレーター」の取り扱い方法などを学んだ。【研修会で「アイソレーター」の使用を体験する職員ら=四日市市西新地で】

 研修会には消防署の職員ら約80人が参加。研修は二部に分けて行い、第1部では救急ボイストラの取り扱い方法について聞いたり、四日市市保健所の担当者によるアイソレーターの紹介を聞いた。

 2部では救急隊員による「救急ボイストラ」を使った搬送のデモンストレーションがあり、四日市国際交流センターのディオン・リーさんが患者役をした。到着からアプリを使っての様子を、スクリーンにスマートフォンの画面を映しながら実演。英語でやりとりをしていたが、妻はベトナム人などといった状況を想定し、アプリでの対応を参加者らは学んだ。リーさんは「実際の状況を想定したものでした」と話していた。

 アイソレーターの説明は、四日市市保健所の職員が担当。搬送時に着る防護衣の着用方法の説明もあり、消防署の職員二人が実際に着て、ゴーグルや手袋などの着用方法を確認した。搬送でも消防署の職員が中に入り、作業手順を体験。「中に入ると外からの声が聞こえない」と感想を話していた。