描きたい、うきうきする漫画 次世代発掘のコンテストで優秀賞に

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 「可愛くてキャッチーな色あいの作品を描いていきたい」。今年2月、デジタル時代の漫画家発掘・育成を目的とした学生作品コンテスト「デジタルマンガキャンパス・マッチ2017」で、四日市市在住の高原莉奈さん(20)の作品が、応募総数1166作品から2作品が選ばれる優秀賞に輝いた。【愛用のタブレットで作品を紹介する高原さん=四日市市新正で】

 姉の影響もあり、幼いころからイラストを描くのが大好きで、高校卒業後は名古屋デザイナー学院のマンガ・アニメーション学科で2年間学んだ。在学中、「自分が描きたいものが分からない」と悩んだ時期もあったが、「イラストを描くのが好き」という気持ちが絶えることはなかった。

 コンテストなどに応募する機会はなかったが、「自分の力を試してもっとスキルアップをしていきたい」などの思いから、昨年10月に同コンテストへ応募。受賞作「魔法少女みるくちゃん」は、寮で暇な時間を過ごしていた男子学生が「魔法少女のみるくちゃん」と出会い、不思議なひとときを過ごす内容だ。

 「うきうきするような色合い、絵柄が可愛い」と評価されたそうで、「受賞を聞いた時には驚きました」と振り返る。作品のモデルは自分自身だといい、持ち味が評価されつつも、「ストーリーの仕上げが課題」と指摘も受けた。既に次回作にも取り掛かっている。

投稿サイトで作品発表

 液晶タブレットで専用ソフトを使って制作するが、夜に描き進めることが多く、没頭するあまり夜が明けていたことも。日々浮かぶアイデアはスマートフォンに記録し、インターネットで多くのクリエーターの作品に触れて刺激を受けている。

 現在は「たかはら」のペンネームでイラスト・漫画のクリエーターとして活動し、投稿サイト「pixiv」で作品を発表している他、持ち味を生かしたイラスト制作も請け負っている。
 高原さんの受賞作は同コンテスト公式サイト(http://www.digital-manga.jp/awards.html)で無料で見ることができる。

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