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   ゲンジボタルが生息している四日市市楠町本郷を会場に、5月25日(土)午後2時から同9時まで「夏の夜間特別開館2019&ホタルの郷コンサート」が開かれ、日没後にはホタルの鑑賞会もある。参加無料、申し込み不要。【昨年のイベントの様子=四日市市楠町本郷で】

 楠地区では、かつては田んぼや農業用水路などあちこちでホタルが見られたそうだが、近年は環境悪化に伴って徐々に姿を消し、現在は本郷でしか確認できないという。市内には他にも生息場所はあるが、コンビナートのある工業地帯の近くで見られるのは珍しいそうだ。

 生息地の草刈りや川の清掃活動、啓発看板の設置などを担うのは、地元の「本郷ホタル保存会」。5月下旬からの約2週間は、午後8時ごろから1時間半ほどは車が侵入しないようパトロールし、訪れた人に道案内もする。用水路の清掃の際には、参加者にホタルのえさとなるカワニナを集めてもらい、生息地に放流している。

 イベント会場は楠歴史民俗資料館(同楠町本郷)。「楠ブレンド珈琲蛍の会」などの模擬店が並び、工作や昔の遊び体験もできる。午後4時45分からは地元の音楽グループの演奏があり、同7時からは竹明かりとキャンドルが照らす「ホタルの小径」を歩いて移動し、ホタルを観賞する予定。

 同地区まちづくり検討委員会の野﨑一美さんは「歴史の香る資料館でのコンサートで心の潤いを、ホタルの鑑賞を通して水と緑の潤いを感じてほしい」と語った。

 問い合わせは同資料館TEL059・398・3636へ。