子どものキモチを言葉に 「みんなが仲良くなれる手伝い」

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トークライブ出演の小学生 久松奏拓君

 子どもの気持ちに耳を傾け、子育ての参考にしてもらおうと、四日市市常磐地区で活動する子育て団体「野外育児Ohana(おはな)」(前川真弓代表)は、8月24日(土)に橋北交流会館(同市東新町)3階で「こどものキモチトークライブin四日市」を開く。演者は、岐阜県で自然育児に取り組む一般社団法人「森のわらべ多治見園」の園長、浅井智子さん(50)と、四日市市在住の小学3年生、久松奏拓君(9)。これまでに計10回、岐阜や奈良、東京などで開かれたトークライブに出演してきた名コンビだ。【過去のトークライブで話す久松君=岐阜市司町で】

 母蒼実さん(31)によると、通っていた保育園では「自分の気持ちを言えない子」と思われていた久松君が、人前で話したくなったきっかけがある。年長組の時、園庭で遊んだ後、片付けをして戻ると「遅い」、遅れないよう片付けをせずに戻ると「なんで片付けないの」と言われた。「どうしたらいいのか分からない。嫌だった」。そんなモヤモヤした気持ちを誰かに話したくなったという。

 そんな折、蒼実さんに連れられ、各地で子育ての講演をしている浅井さんのライブに参加。多くの人に聞いてもらえるトークライブに興味を持ち、浅井さんに「そうたも一緒にやりたい」と懇願した。小学1年の12月、蒼実さんが主催し、市内のレストランで浅井さんとの初ライブが実現した。

 「大人に伝わるように語る力がある」と認める浅井さんに見守られながら、久松君は会場の雰囲気に合わせ、友だちから相談された悩みや日頃考えていることなど〝こどものキモチ〟を言葉にしていく。「みんなが仲良くなれる手伝いがしたい」と瞳を輝かせた。

 トークライブは同日午前10時から正午まで。定員は申し込み先着50人(小学生5人までを含む)。参加費は中学生以上2千円(当日2500円)、小学生千円。未就学児の託児は事前申し込みが必要(500円、先着10人)。

 申し込み、問い合わせは同団体の前川さんTEL090・7959・4264、または電子メールohana_yokkaichi@yahoo.co.jpで。

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