新望遠鏡で夜空を 奉仕団体が寄贈

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 新しい望遠鏡で、秋の夜空を見上げて――。四日市市立博物館(同市安島1)に今秋から、口径25センチの反射式天体望遠鏡が加わる。昨秋に奉仕団体から寄贈されたもので、同博物館所有の望遠鏡では最大。今後、毎月第4土曜に同博物館前の市民公園で開く天体観望会「きらら号スターウォッチング」を中心に活用する予定だ。【お披露目される望遠鏡を前に(左から)小畑さん、大橋さん、加藤さん=四日市市安島で】

 新しい望遠鏡はタカハシ製の「Mewlon‐250CRS」。同博物館の移動天文車「きらら号」には口径20センチの屈折式望遠鏡を搭載しているが、車両が入れる場所に制限があり、空の低い位置での観測が難しかった。同博物館天文係の加藤正之さんは「星がくっきり見えて、天文ファンにも楽しんでいただけるのでは。ご自身の目で土星の環など見てほしい」と話した。

 発足20周年を記念して鏡筒一式や接眼レンズなどを寄贈した「国際ソロプチミスト三重―北」の小畑さおり会長(46)と大橋邦子前会長(68)は「子どもたちが宇宙や星に興味を持つきっかけになれば」とデビューを心待ちにしている。

 お披露目となる観望会「木星と土星を見よう」は9月28日(土)午後6時半から同8時まで。参加無料、申し込み不要。天候不良時は中止となる。

 問い合わせは同博物館TEL059・355・2700へ。

 

 

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