森や田畑は地域の財産 「ブック・オブ・ネイチャークラブ」発足

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 里山や田畑の広がる四日市市南部の内部地区で今年3月、自然や農業、環境、まちづくりなどを楽しむ市民活動団体「ブック・オブ・ネイチャークラブ」が発足した。【整備した森で語る多田さん(左)と上さん=四日市市釆女町で】

 同地区には、ホタルの保護活動に取り組む団体や農業体験ができる農園があり、自然に親しむイベントが開かれてきた。しかし、担い手側の高齢化などで活動を次世代に受け継ぐのが難しいものもあり、貴重な活動を地区全体で受け継ぐため、「自然は教科書」という思いを共有する40、50代の有志7人が集まった。

 今春には協力団体が主催するイベントで、カブトムシの幼虫ハウス作り体験をする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。ホームページ(https://www.bonc2020.com/)やフェイスブックで情報を発信し、収束後には整備してきた森や農園などで田植えやサツマイモ掘りなどの農業体験、昆虫教室など自然環境について学ぶイベントを開く予定だ。

 代表の多田和見さん(52)は「全ての世代に、自然環境に興味を持てる憩いの場にしたい」、事務局の上麻理さん(49)は「森や田畑は地域の財産。子どもたちは自然の中で、自分たちで遊びを見つけていく。先人が築いてきたものを大切にしたい」と話した。

(2020年5月16日発行 YOUよっかいち第184号掲載記事)