ヒマワリで世代間交流 大矢知地区の人権教育推進協議会

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 東日本大震災の被災地復興支援プロジェクトに参加している四日市市大矢知地区の人権教育推進協議会では、支援活動を通じて経験したことを小学校や保育園などで伝え、世代間交流を続けている。

 同協議会が参加する「福島ひまわり里親プロジェクト」は、福島県産のヒマワリの種を全国で栽培し、採取した種を現地のNPOに寄贈し復興のシンボルとして育てるもの。同地区でも毎年春に地域住民が種を植えてきた。今年は感染防止のため全ての活動が中止になったが、情勢が変わればすぐ再開できるよう、メンバーは種を植えて育てている。

 6月には、「たいすいノース保育園」(同市川北)で、ヒマワリの種まきと苗の植え付けをした=写真。メンバーは、プロジェクトについて紙芝居で園児たちに説明し、交流を楽しんだ。福岡由紀園長は「地元の皆さんと交流する機会になってうれしい」と話した。

 同協議会の愛称は「ちょこっと」。吉實哲会長は「できることを少しずつしていこう、という意味を込めた。コロナに負けず、地元の絆を深めたい」と語った。

YOUよっかいち7月18日付185号2面から

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