献血呼び掛ける動画作成 四日市高・放送部

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 県立四日市高校(四日市市富田4)の放送部が、新型コロナウイルスの影響で中止になった「NHK杯全国高校放送コンテスト」に出品するため制作中だった作品を再構成し、今年2月に移転オープンした四日市献血ルーム「サンセリテ」(同市安島)の広報映像を制作した。7月初旬に動画投稿サイト「ユーチューブ」へ掲載し、「ぜひ献血に行って」と呼び掛けている。【制作チームの部員ら=四日市市富田4の四日市高で】

 元々の構成は、献血に興味を持った放送部員が、校内アンケートの結果、9割の生徒が献血未経験だとわかり、「どうすれば啓発できるだろうか」と試行錯誤するドキュメンタリー仕立て。しかし、休校中に同コンテストの中止を知り、4月末以降、部員間で話し合いを進め、2月に撮影したサンセリテの映像を広報動画として完成させることになった。

 「サンセリテに行こう!」と題した1分35秒の映像では、「献血は誰かのためになる」ことを伝え、スタッフの対応、待ち時間や休憩中も快適に過ごせる様子などを紹介。

 自宅で編集作業を担当した久留原和樹君(3年)は「ドキュメンタリーとしては完成できなかった悔しさがあるが、紹介映像としてきちんと仕上げられた」、ナレーションを担当した古市愛さん(同)は「移転オープンのタイミングで取材や撮影ができていてよかった。ぜひ献血に行ってもらえたら」と話した。

 映像は同サイトの「四日市高校放送部」のチャンネルで視聴できる。

YOUよっかいち8月8日付186号3面から

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