新型コロナ感染者への差別や中傷をなくしたい デルタスタジオがメッセージ動画を制作

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 四日市市こども子育て交流プラザ(同市東新町)を委託運営しているデルタスタジオ(同安島)は、新型コロナウイルスに感染した人や家族への差別や中傷が問題となっていることを身近にとらえ、「みんなおんなじ」という歌をスタッフが演奏し、メッセージを添えた動画を配信することを企画した。【楽器を演奏し動画撮影に臨むスタッフら=四日市市東新町で】
 
 同社は今年3月から、新型コロナ感染拡大の影響で、休校や外出自粛などで外に遊びに行けない子どもたちに向け、動画配信サイト「You Tube」に「ここプちゃんねる」を立ち上げ、家で出来る遊びなどの動画を撮影し配信してきた。

 新型コロナ感染者へのいじめや差別をなくそうと、児童館として子どもたちにとっても身近な問題を広く呼び掛けることはできないかと考えた同プラザのスタッフら。NHK教育テレビの幼児番組「みいつけた!」のエンディングテーマに使用された森山直太朗さんの「みんなおんなじ」を演奏し、感染予防と同じように「感染者とその家族への誹謗中傷をしない、させない」という思いを伝えることとした。

 動画の撮影が9月4日、同プラザであり、ギターやキーボード、ハンドベル、木琴、ファゴットという木管楽器などをスタッフらが演奏。メッセージなども撮影し、配信へ向け準備を進めた。

  追加の撮影や編集作業をするため、公開日は未定だが、「この取り組み、メッセージが子どもたちや保護者に届くように」とスタッフらは願う。「ここプちゃんねる」は「四日市市こども子育て交流プラザ」のホームページからも視聴できる。

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