3人制バスケットボールリーグ参入目指す プロチーム「RD-TSV四日市」が設立

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 聴覚障がい者と健常者が一緒にプレーする3人制バスケットボールチーム「RD-TSV四日市」がこのほど設立された。三重県名張市を拠点に活動し、プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」への参入を目指す「ランポーレ三重」、四日市市で総合型スポーツクラブ開設に向け活動を展開するNPO法人「TSV2020」、和歌山県や大阪府を拠点に活動する認定NPO法人「one-s future」の3団体が協力し誕生した。【チーム設立とプロリーグへの参入への意気込む上田さん(左から1番目)、北森さん(右から2番目)、川田さん(右から1番目)と森市長と早川議長=四日市市役所で】

 同チームは3人制バスケットのプロリーグ「3X3プレミアムリーグ」への参入を目指している。チーム設立、リーグ参入を目指す報告に、「RD-TSV四日市」のゼネラルマネジャーを務める「one-s future」の理事長・上田頼飛さん(38)と企画・広報を担当する川田稜介さん(26)、ランポーレ三重の代表取締役社長を務め、選手でもある北森郁也さん(24)が9月30日、四日市市役所を訪れ、四日市市の森智広市長と同市議会の早川新平議長へ、チーム設立についてや参入への意気込みを語った。

 「3団体が協力して地域貢献はできないか」という思いからチームが発足。名張市を拠点に「Bリーグ」への参入を目指す「ランポーレ三重」の選手や聴覚障がい者のデフバスケットボールチームの日本代表選手で構成される。健常者と聴覚障がい者の混合チームは世界でも珍しく、3団体が共同でチーム運営をしていく。ホームタウンを四日市とし、街に根差した地域貢献を目指すという。

 森市長は「いろんな要素が重なり、すごいことをされると感じています。盛り上げてほしい」と期待を込めて話していた。上田ゼネラルマネジャーは「勝つことにこだわるだけでなく、地域貢献をメインにした活動をしていきたい」などと熱く語っていた。

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