時間帯別投票者数など公表 密避けるための協力呼び掛け

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  11月29日に投開票の四日市市長選挙、前回(2016年)は36・02%と投票率が低迷した。四日市市選挙管理委員会では、市内61か所の投票所で、感染拡大防止のための予防策を講じている。これまでに行われた選挙では、感染症の予防という点では特に対策をとってこなかったが、任期満了に伴う市長選が近づいていることもあり、国や県のガイドラインを基に準備を進めている。【四日市市長選挙の広報用横断幕=四日市市諏訪栄町で】

 一例としては、アルコール消毒液の設置、関係者のマスク着用、事務従事者の手袋着用、飛沫防止シート設置、定期的な換気などで、投票所内が混雑しないよう、一度に入場できる人数の調整もする。投票で来場する市民にも、手指消毒やマスク着用、せきエチケット、ソーシャルディスタンス確保などへの協力を呼び掛ける。投票用紙への記入も、持参した鉛筆かシャープペンシルの使用が可能だ。

 市選管が公表した昨年の参院選の時間別投票者数では、午前7時から午後8時までの投票時間のうち、午前9時から午後2時は他の時間帯と比べ約2倍の投票者数が訪れていた。また、期日前投票は期間後半になると投票者が増え、時間別では午前10時から正午が最も多かった。市選管では、期日前投票所6施設の投票者数の割合なども公表し、密を避けて投票に行けるよう策を講じている。

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