ピアノの旋律 駅に響かせに来て

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 気軽にピアノに触れて楽しんでもらおうと四日市市の音楽家、中村純子さん(48)は2月27(土)、28日(日)の2日間、公共の場にピアノを設置し、誰もが弾ける「ストリートピアノ」にちなんだイベント「音楽の街よっかいちに駅ピアノがやって来た!」を同市安島のあすなろう鉄道四日市駅改札口を会場に企画した。演奏希望者は当日受付で1人5分程度演奏できる。【イベントを紹介する中村さん=四日市市京町で】

 27日午前10時からのオープニング10分間は、「クラシックで笑顔を創る」をモットーに公演活動をするピアニストの杉浦哲郎さんとバイオリニストの岡田鉄平さんによるユニット「スギテツ」が登場。「あすなろう鉄道応援議員連盟」が書いた詩に杉浦さんが付けたオリジナル曲を演奏する。同市のマスコット「こにゅうどうくん」も来場し、演奏を披露するそうだ。密集を避けるため、出演時間は非公表。

 日本各地にストリートピアノが設置される中、三重県には鳥羽市に1台のみという現状を受け、「ぜひ四日市にも!」と思いを温めてきた中村さんは、「子どもから大人まで、駅にピアノの旋律を響かせにきて」と話している。

 両日とも午前10時から午後5時まで開催。参加無料。マスク着用。演奏希望者は、スタッフに声をかけ、手指の消毒と氏名連絡先の記入が必要。演奏者以外の人が改札内に入る場合は、入場券(大人200円・子ども100円)が必要。

 問い合わせは、JUNCOいずむ芸術アカデミーTEL059-337‐8801へ。

(2021年2月13日発行 YOUよっかいち第192号掲載)

 

 

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