四日市8人含む三重県13人感染 1人死亡 親族食事会でクラスター

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 三重県は4月11日、県内で新たに四日市市8人を含む13人の新型コロナウイルス感染が確認され、入院していた80代男性が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ2993人、死者は計73人となった。

 県によると、13人の居住地別内訳は、四日市市が8人、桑名市が2人、伊賀市・伊勢市・東員町が各1人。

 このうち四日市市の10歳未満女児と30代男女、桑名市の40代女性、東員町の10歳未満女児の計5人は、3日にあった親族間の食事会の参加者で、県は55例目のクラスター(感染者集団)に認定した。既に参加者2人の感染が判明しており、このクラスターの陽性者は計7人となる。四日市市の女児は無症状で、登園していた保育園の他の園児や職員計44人の検査を進める。東員町の女児の通う小学校の他の児童や教員計32人も検査を進める。

 伊勢市の50代会社員男性はクラスターが発生した松阪市内の飲食店の来店客で、このクラスターの陽性者は計6人となった。

 伊賀市の60代自営業男性は地域の会議に参加しており、濃厚接触者として同居家族2人の他、会議の参加者2人も検査する。

 4月上旬に感染が確認された30代男性1人が変異株だったことも判明し、県内の変異株陽性は113人となった。