甘くて美味しくて大きいブルーベリー

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さくらベリーズガーデン

 口に入れた瞬間に感じる甘みと、ほのかな酸味のバランスが魅力のブルーベリーを育てる「さくらベリーズガーデン」(四日市市桜町)の山原忠彦さん(57)と妻の裕美さん(51)。農園に訪れる人との会話を大切にし、加工品の開発やイベントの開催など挑戦を続けている。【実ったブルーベリーに触れる山原さん(右)と裕美さん=四日市市桜町で】

 オーナーの山原さんは、カブやジャガイモなどを生産する「山原農場」の2代目。親の代から続く60年以上の野菜栽培のノウハウを活用し、8年前、市内でほとんど生産者がいないブルーベリーの栽培に挑戦した。

 生産性の安定を考え鉢植えで、成長に必要な栄養分を、液肥として与える栽培方法で、収穫までの期間を通常の栽培方法よりおよそ1.3倍速く成長させ、高い品質を維持。完熟の甘さを提供したいとの思いから、市場には出さず、農園での直売に力を入れる。「こだわって育てたブルーベリーを直接摘んで食べてもらいたい」と2014年にブルーベリー狩りのできる農園をオープンさせた。

 妻の裕美さん(51)は農業経験がなかったが、介護職やホテル勤務で培ったコミュニケーション能力を接客や集客で発揮。SNSでの情報発信をし、ジャムやブルーベリー酢などの加工品を開発。農園に併設のカフェでは、スイーツも販売するなど次々と魅力を増やす。昨年からはブルーベリーの成長過程を学び、食育にもつながる自由研究イベントを開いている。

 現在90種類以上の品種を育て、6月から2か月間様々な味が楽しめる。「甘くて、美味しくて、大きい」と驚かれることも多いという。訪れた人との会話から新しい発見があり、品種の選定や商品開発につながることも。今年もいよいよ、ブルーベリー狩りの時期が始まる。「自然豊かな環境で育ったブルーベリーを食べてもらいたい」と2人は笑顔で話した。

〔アスパラのブルーベリードレッシングがけ〕

【材料】 A (市販のフレンチドレッシング90ml、 マヨネーズ小さじ2、 砂糖小さじ1、ブルーベリージャム大さじ1〕、グリーンアスパラ1本、ホワイトアスパラの水煮6本

【作り方】

①Aを密閉容器に入れ、振って混ぜる

⓶3センチほどに切ったグリーンアスパラを魚焼きグリルで5分焼き、ホワイトアスパラの水煮と一緒に皿に盛り①をかける

 

 

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