目標は「侍ジャパン」でバッテリー 八風中の平野君と西朝明中の山本君 ジャイアンツカップへ出場

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 愛知県弥富市を拠点に活動する「愛知西リトルシニア」に所属する菰野町立八風中学3年の平野渚君と四日市市立西朝明中学3年の山本波琉君は、同チームでバッテリーを組む。平野君は左腕投手でエース、山本君は捕手で4番というチームの中心を担う二人。このほど、8月16日から福島県で開かれる「第15回全日本中学校野球選手権大会 ジャイアンツカップ」に東海地区A代表としての出場を決めた同チーム。中学1年時からバッテリーを組む二人は、「優勝を目指す、自信はあります」と意気込んでいる。【自主練習に励む北勢球場で大会へ向け目標などを話してくれた平野君(左)と山本君(撮影時のみマスクを外してもらいました)】

 平野君は菰野町の竹永野球少年団、山本君は四日市市の八郷西野球少年団で野球を始めた。チームの中心を担う二人。平野君は「コントロールが武器」と話す。ストレートについて、女房役の山本君は「とにかくまっすぐの伸びがすごい。受けていてびっくりするほど」と話す。

 山本君は身長174センチ、体重85キロの体格で、平野君の球を受ける。「その日の調子を見て、配球を決めます。まっすぐがいいと感じたらどんどんいく」と1年時からバッテリーを組む平野君の良さを試合の中で引き出していく。平野君は「とにかく肩が強い、頼りになる」と山本君に信頼を寄せる。打線でも4番を担う、まさにチームの要だ。

 2人とも、新型コロナの影響で思うように練習が出来ない期間もあったが、自主的にトレーニングを重ねていた。大会へ向け、「試合まで時間はないけど、しっかり練習をして、優勝を目指して頑張ります」と2人は闘志を燃やしていた。チームは、8月16日、いわきグリーンスタジアムで京都嵯峨野ボーイズとトーナメント1回戦を戦う。

 2人がYOUよっかいちの取材を受けた7月28日、東京五輪で野球の日本代表チーム「侍ジャパン」が強豪・ドミニカ共和国を相手に勝利を収めた。将来の目標は「侍ジャパンでバッテリーを組むこと」と話す2人。平野君は「投手として、もっと練習をする」、山本君は「キャッチャーだから配球をもっとしっかりと、考えられるように頑張りたい」と将来の夢を、目を輝かせながら話していた。
 

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