地元公演に意欲 四日市出身・松永渚さん

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 四日市市出身の女優で、映画に舞台、テレビやYouTubeでの配信ドラマなど幅広いメディアで活躍する松永渚さん(30)。2011年公開の映画「阪急電車 片道15分の奇跡」で銀幕デビュー、同年6月に京都の劇団「MONO」の特別公演で初舞台を踏んだ。デビューして10年、女優業への思いを聞いた。8月28日(土)には、同市海山道町の三浜文化会館で開かれる朗読劇「Re:」に出演する。【松永さんの近影・株式会社キューブ提供】

 中学時代、「金八先生」の第7シリーズに自らが級友になったかのように共感し、夢中になった。自身がその世界にいないことに違和感を覚え、どうしたら「あちら側」に行けるのかと考えたほどだ。四日市農芸高校を卒業後、就職するも「やっぱり女優になりたい」と再認識。家族の理解と協力を得て、大阪の芸能事務所に入り、精力的にオーディションを受けた。

 初めての映画出演時には、多くの人、時間、お金が費やされることに驚き、舞台では手探りの中、「先輩方に教えてもらいながら作っていく過程が楽しかった」と振り返る。

 転機は拠点を東京に移した17年。民放連続ドラマへのレギュラー出演を経て、19年には、小学2年から中学3年まで続け、全国大会出場経験もあるバレーボールの腕を買われ、NHK大河ドラマ「いだてん」で東洋の魔女半田百合子役に抜擢。「経験が全部糧になる。年をとればとるほど、芝居の引き出しが増えるんだろうな、と思うとこれからの自分が楽しみ」と未来を見据える。

 今回出演する朗読劇は、17年の市文化会館での舞台に続いて2回目の地元公演。「キャストやスタッフには四日市を好きに、地元の人には舞台を好きになってもらえたら何よりも嬉しい」と松永さんは笑顔で語った。

(2021年8月14日発行 YOUよっかいち第198号掲載)

緊急事態宣言受けライブ配信に

 8月27日に三重県に緊急事態宣言が発出されたことを受け、会場の三浜文化会館が使用不可となった。公演は、アーカイブ無しのライブ配信のみとなった。動画配信サイトYouTube(https://www.youtube.com/watch?v=M5kZDUCD-5Y)でリアルタイムで観覧できる。