四日市市職員試験を9月から6月変更 「優秀な人材を確保」

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   四日市市は来年の職員採用試験について、これまで9月に実施していた事務職、技術職、保育教育職の試験を6月に実施すると発表した。三重県内では津市が実施時期を変更して応募者数が増加したこともあり、四日市市も優秀な人材確保を目的に変更する。試験の実施科目の変更も発表された。【実施時期や受験科目の変更について会見で話す森市長=四日市市諏訪町で】

 同市の採用試験では、2011年には事務職45人の募集に361人の応募があったが、2021年は30人の募集に250人の応募となっており、10年間で100人ほど応募者数が減っている。また、技術職(土木、建築、電気、機械、保健師)、保育教育職も10年前と比べ減少している。津市が9月から6月に変更し、事務職の応募数が414人から746人に増加したことなどから、同市も試験時期を前倒しすることとなった。

 また、四日市市独自の記述試験があったが、一般的な公務員対策試験で受験可能にする。既に2021年実施の採用試験から、人物重視の選考とするために集団討論を廃止し、事務職には録画面接を導入していた。

 来年の採用試験は、5月中旬に募集を開始。6月下旬に一次試験、8月下旬から9月上旬に最終合否を発表する。

 定例会見で森智広市長は「さまざまな工夫をしながら、優秀な人材を確保していきたい」と話していた。

 

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