「美味しい学びを思い出に」 プラトンホテル四日市が四工生にテーブルマナー教室 SDGsについての話も

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   四日市工業高校ものづくり創造専攻科の生徒らが1月11日、プラトンホテル四日市(西新地)で、同ホテルの従業員からテーブルマナーを学んだ。同科は高校卒業後2年間、専門知識を大学教員から学んだり、企業訪問など実践的な教育を受ける。今春から大半が就職するそうで、同ホテルは学生の授業などに協力する協働パートナーズとして登録していることから、「社会人になる前に恥じないようテーブルマナーを美味しい料理とともに学んでほしい」との思いから教室を開講、16人の生徒が受講した。【フードロスについて話す近藤料理長=四日市市西新地で】

 1級レストランサービス技能士で、料飲課の林勝豊主任が講師となり、テーブルマナーを解説。スライドでマナーの悪いフォークやナイフの置き方の例などを見せながら、実際に従業員が料理を各席に運び、学生らはコース料理を味わった。

 テーブルマナーに続いては、近藤篤史洋食料理長がSDGs(持続可能な開発目標)について、スライドを用いて説明。同ホテルでの取り組みや大量に廃棄された恵方巻の画像を見せながらフードロス問題について話し、「皆さんも一歩一歩、できることから、できそうなことから取り組んでみては」などと学生に呼び掛けた。

 受講した同科の林航汰さんは今春からは工作機械メーカーに勤めるそうで「普段はコース料理を食べる機会はないので、非常に学ぶことが多かった。社会で生きていくための力になった」と感想を話していた。